「ずっとむかし、いろというものは ありませんでした。」で始まるこの物語。
まほうつかいは、灰色の世界を変えようと、まほうの薬を作ったり、呪文を唱えたり。ある日、それをかき混ぜてみると・・・。
最初にできたのは、青色。こうして「あおいろのとき」が始まったのですが、どこもかしこも、青、青、青の世界は、「変だよ〜!」と、娘もびっくり。次の「きいろのとき」も、これまた「変! まぶしいよ〜」。最後に全部の色ができて初めて、「わあ、すてき!みんなお洋服の色も違う」と、いつもの見慣れた光景の中にも、色の大切さを見出していました。
さすがはローベル、発想も展開もおもしろいですね。