自分たちの都合で森や林の木を伐る私たち人間。
自然が失われていく中で、改めて手にしてみたい絵本です。
このお話に出てくる人々は、森と会話をしながら共に暮らしをしていきます。
そこには「自然は自分達のもの」などという驕りは全く見られません。
自分達の子供たちや大切な農具などを奪われても、返してもらえれば御礼をするという、大切な礼儀も持っているのです。
森のちょっとしたいたずら心にも、躍起になることもなく会話で解決していく人々に心の穏やかさを感じました。
今の人たちが忘れている大切なものを見たような気がします。
自然とこんな形でふれあえたら素敵ですね。