この絵本を先に読んでいた娘は「みんなうっかりで忘れちゃうんだよお」と
うれしそうに話してくれました(自分もうっかりですぐ忘れちゃう人だから
共感したんだねえ。笑)。
しかし、うっかりにもほどがあるわ(笑)。帽子を被るのを忘れるくらい
だったらよくありそうだけど、セーターやズボンを忘れるとはっ。
しかもズボンを忘れたむすこのパンツはよりにもよってハート柄。
「なんで男の人なのにかわいいの履いているんだろうねえ」と娘も
不思議がっていました。
忘れられたそれぞれの帽子と、セーターと、ズボンが、おかあさんに
おいしいぶどうしゅやケーキをもらってのんだり食べたりするのが
摩訶不思議でした。中には誰もいないのに(笑)。
そんなことにも最初気づかないきょうだい達も、ほんとにうっかりさん
なんだろうなあって思いました。最後には「あいつ」(誰もいないよ。笑)
から、帽子やセーター、ズボンをとりあげて、きちんとした格好になり
めでたしめでたし。よかったね。