この作品との出会いは8年前。息子の生まれた年、おもちゃ屋さんで半額で購入した絵本でした。アルファベットスープを食べた犬のマーサが人間のように喋る…というお話は、第一作目「Martha Speaks(いぬのマーサがしゃべったら)」で評判となっていたので、この第二作目「Martha Calling」を見たときは即購入!(しかも半額!!) 8年後の今、邦訳を手に入れて英語より笑える!と息子と大爆笑しました。
第二作目の本作品では、マーサが電話で応募したラジオ番組のクイズに当たり、一家はペンション宿泊招待券を受け取ります。…例によって、ここで騒動が巻き起こります。このペンションはマーサの嫌いな一言「犬おことわり」を掲げていました。そこで一家は知恵を絞り、マーサを車椅子に乗ったマーサおばあちゃんにふん装させます…。
邦訳ではアルファべットスープがあいうえおスープになり、表紙や本文の中のアルファベット(のイラスト)が完璧にあいうえおに変えられていて感動しました。違和感が全くなし。マーサのお喋りの部分もすべて手書きの日本語で、マーサらしさが出ています。このシリーズの魅力はなんといってもマーサの性格が、彼女のお喋りに表れるところ。犬をよく知っている人にはこたえられないキャラクター描写です。
爆笑の部分は、マーサがフリスビーに飛びつくところとおなかいっぱいにお肉を食べ、骨を散らかしながら眠ってしまうところ…。その理由は、どうぞ本を手にとって確かめてください。これだけ笑ったので、(うちの場合、犬がいるので受けたこともあるかもしれませんが)第一作目もぜひ手に入れようと思いました。息子も言っていましたが、なぜか、邦訳の方が笑えました。対象は就学前後のお子さんでしょうか。