新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ちいさいねずみ」 ゆずきんかんさんの声

ちいさいねずみ 作・絵:さとう わきこ
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1980年
ISBN:9784033301105
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 11
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  • ねずみと月のお話

    町の片隅に、お腹をすかせた小さいねずみがいました。
    まん丸のお月様がチーズに見えて「ちょっとかじらせてよ」と言っても、お月様はちんがりと笑うだけ。
    三日月のお月様には、「あんたじゃないのよ。」と言うねずみ。
    また満月が近づき、ねずみはお月様が沈む山の向こうがお月様の家だと考え、そこで待つことに。
    それでもお月様はもっと遠くの山に帰ってしまうし・・・
    でも、山の中には木の実がいっぱい。
    お腹一杯に食べて、やがてそこで家族もできます。

    夜のお話なので、しっとりしたトーンで話はすすみます。
    最初は孤独なねずみだけど、最後には家族(子どももたくさん)ができて、みんなで並んでお月様を見ていて、なんだか心があたたかくなります。
    きっとお月様が、木の実がいっぱいの山の中に、ねずみを導いてくれたのでしょうね。

    何度か出てくる、お月様が「ちんがり」笑うというフレーズ。
    あとで「にっこり」が出てくるので、たぶん意味は「かすかに」とか「ちょっとだけ」の意味だとは思うのですが、辞書やネット検索で調べてみても、あまり出てきません。
    どこかの地方の言葉かなとも思ったのですが、さとうわきこさんは東京のご出身のようですね。
    さとうさんの造語かな。
    でも、なんとなく響きが良くて気に入ってます。

    投稿日:2006/04/07

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