「味噌豆」「松山鏡」「芋俵」「豆屋」「元犬」の5作収録。
どのお話も、子どもにとってはじめて聴いたものばかりでした。少し難しいかなとも思ったのですが、子どもたちはすんなり入っていけるようでした。
特に子どもが気に入っているのが、私には意外にも思えたのですが、「味噌豆」。噺家さんの話し方が魅力的だったみたいで、わざわざ2年生のお友達を家に呼んで聞かせていました。お友達は、「家に落語のCDがあるなんていいなぁ〜」と言っていた、と、あとからお友達のお母さんからききました。
「松山鏡」「芋俵」も好評でした。
「豆屋」は、豆を売って歩いている人が気の毒になってきて、面白いとは思えないみたいでした。でも落語にもいろんな題材があるっていうことと、噺家さんのうまさや、絵のすばらしさなど、本全体のバランスを考え合わせて星5つです。