「はらぺこあおむし」の絵本を書いた作者の絵本で、色彩感がはらぺこあおむしを彷彿させます。「読んだり絵を見たりするだけでなく、手でさわって楽しむこともできます」と書いてあった通り、クモとクモの糸が盛り上がっているので、出来上がっていくクモの巣をさわって楽しみながら,絵本を読み進めていくことができます。「くもはへんじをしません。すをつくるのがいそがしかったのです」というフレーズの繰り返しもリズム感があります。
絵本の中のクモやクモの巣はユーモラスで親しみがわくので、散歩中にクモの巣を見つけて触ろうとする子供たち。ちょっと待って!絵本じゃないから、さわるとベタベタするよ〜、とちょうどいい自然観察のきっかけにもなりました。