大好きな花を摘みに行ったきり、帰ってこないお母さんを待ちながら暮らす、ふうたとくうたのくまの兄弟。お父さんは雪の山ですでに亡くなっているというちょっと悲しい雰囲気で物語は始まります
雨の日に作ったテルテル坊主をやぎのおばさんが「おてんきてんし」と教えてくれます
川の釣りで出会った、やまねこのおじさんとの交流を通して、悲しい気持ちを乗り越えていく兄弟たち・・・
重たいテーマとも受け取られますが、「おてんきてんし」は目には見えないけれどしっかりと贈り物をしてくれました
その答えは読む側にとって様々かもしれませんが、ふうたやくうたの気持ちを想像力を働かせて考えるだけでも、子供たちの心に何かを残してくれると思います
小学校低学年向きですが、親子で読んでもいいんじゃないかしら・・・