呪文みたいな繰り返し。ごろのいい、名訳。
カンガルーの子どもにも、ライオンの子どもにも、キリン、ぺんぎん、はくちょう……みーんな、おかあさんがいる。
「ふーん。それで、どうぶつのおかあさんって、子どもが好きなの?」
どきっ、とした。
そうくるか。
「ええ、ええ、もちろん!すごーくすごく子どもがすきなの。」
読みながら、よかった…。と安心してしまう。
「どうぶつのかあさんはとっても子どもをかわいがるわ。あなたのかあさんがあなたをかわいがるのとそっくりおんなじよ。」
ほんの少し、後ろめたいような気もしなくはないけど。
それでも、子どもがかわいいのは、まさにその通り。
かわいがろう、もっともっと。これからも。
噛みしめるように、ことばを声にしながら、しあわせな気分になりました。