「ぼくのねこ」を探して、世界をまわる少年のお話です。
「ぼくのねこみなかった?」「これはぼくのねこじゃないよ」
これが延々繰り返されます。
「てゆーか、これ猫じゃないし」と、読み聞かせの最中に、いちいちつっこみを入れてしまう私…
だって、人々が、「これじゃない?」とばかりに教えてくれるのが、
いちいちチーターだのヒョウだのライオンだの、ぜんぜん猫じゃないんですもん。
最後のごちゃごちゃいる猫のページで、「それでどれがあんたのやねん!」とつっこんでしまった私を、
作者のエリック・カールさんが見ていたら、にやにやするかもしれませんね。
そんな風な、変わった面白みのある絵本だと思います。