逃げるリンゴを追いかけたら、着いた先には草っぱのてんこもり。
入ってみると何だか温かくて、気持ちのいいお風呂のよう。
何とも不思議な世界が繰り広げられます。
草っぱのお風呂に集まるいろいろな動物たちと女の子のやりとりも、奇妙で面白いです。
クマの背中をハリネズミでゴシゴシと洗うなんて、なかなか想像できないですよね。
しかもハリネズミの表情がとても幸せそう。笑
聞く耳持たずに女の子を働かせるクマも、最後にはとんだ災難に遭うのですが、その姿を見るとかわいそうなのだけど笑ってしまいます。
とってもとっても不思議な世界なのですが、疑問も持たずにそこに馴染む女の子。
最後まで見ると、その理由に納得できます。
作者の黒田さんは23歳の若さで急遽されたとのこと。
もっといろいろな作品を読んでみたいと思い始めていただけに残念です。
「三匹のぶたの話」という作品も出されているようなので、読んでみたいと思います。