ずっと読みたいと思っていて、話題と共にどんどん期待が膨らんでいました。
いざ読んでみたら・・・!
期待通り!!
柔らかいタッチの絵とのんびりしながらも深いお話で感動しました。
海の水がどんどん上にあがってきて、それと一緒に積み木のようにどんどん積まれていく家。
そこに住むおじいさんは一人、のんびり暮らしています。
次第にまただんだん水が上がってきて、新しい部屋を作るおじいさん。
ところが大事な道具を落としてしまいます。
仕方なく海に潜ると・・・・
それぞれの家に、それぞれの思い出がある。
それを思い出しながら下へ下へ潜っていく。
おじいさんの一生分の思い出がちゃんと海の中に残ってる。
いい思い出もあれば悲しい思い出も。
たくさんの思い出がおじいさんの心の中で生きてるんだなぁと思うとじんときました。
この絵本は、年を重ねるほどじーんときそう。
最後の絵が・・・なんとも言えないですね。
悲しい事もあったけれど、おじいさんは幸せな人生を送ってきたんでしょうね〜。
思い出の一つ一つに家族の愛を感じました。