新刊
ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

箱のなかにはいっているのは?!

  • かわいい
  • 盛り上がる

ふりかけの神さま」 渡”邉恵’里’さんの声

ふりかけの神さま 作:令丈 ヒロ子
絵:わたなべ あや
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:2006年05月
ISBN:9784333022106
評価スコア 3.93
評価ランキング 45,175
みんなの声 総数 14
  • この絵本のレビューを書く
  • 偏食万歳!経験あり!!

    【あらすじ】
    極端な偏食の少女は、母親が作った朝ごはんが食べられない。大好きなのはふりかけだけだが、ふりかけごはんは栄養がとれないという理由で母親に禁止される。そんな絶望の中、通学路にある神社でお祈りしてみると、ふりかけの神様があらわれ、「神様ふりかけ」を授けられる。一生ふりかけが楽しめるが、その代り条件があって…

    【感想】
    ふりかけばっかり食べている子ども。
    よくぞこの題材を見つけたと感心する。自分も小学生1〜2年生のころ、やはりふりかけにはまって、他のおかずはどうでもよくなった時期があった。やはり、絵本の中のお母さんと同じく、ふりかけご飯は栄養不足と怒られた。懐かしい思い出がよみがえりました。
    今では好みが変わってしまったのでふりかけを食べる事はめったにありません。もし、自分もふりかけの神様に、「一生、ふりかけが一番おいしいと思っていなくてはならない」と言われたら、難行苦行の日々だと思います。でも、子どもの時は、目の前の苦しみから逃れたいことだけで、「一生のお願い!」とか「一生、約束する」とか、安易に飛びついてしまう。そんな子ども心も、しっかり観察しているなあ、と感心しました。

    世界一おいしいふりかけを食べる場面の、描写が秀逸。小学生の少女の、素晴らしい感性が光る一瞬です。そして、その逆の、お母さんの作った朝食のまずさの描写も卓越している。味噌汁を飲むたびに悪夢が蘇りそうな、容赦ない酷評。
    食べ物を表現する力の、卓越した作者です。

    個人的には、こんな旅館の朝食のような素敵な料理ができるお母さんは、国民栄誉賞をもらって欲しいと思います。ありがとう、おかあさん。

    投稿日:2017/04/04

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「ふりかけの神さま」のみんなの声を見る

「ふりかけの神さま」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / はじめてのおつかい / どうぞのいす / いないいないばあ / ぐりとぐら / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / からすのパンやさん / バムとケロのおかいもの

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



フランスの大人気絵本チュピシリーズ日本語訳登場!

みんなの声(14人)

絵本の評価(3.93)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット