最近5画の普通の星が書けるようになったばかりの娘。
この絵本の星の書きかたを一生懸命真似して、8画の、すばらしい星に挑戦、完成、有頂天!!
中に絵本のように、次々カラフルな色を塗って、お絵かきが大好きな娘にとっては格好の絵本となりました。
だけど、私には、そんな視覚的効果とはまた別の、素敵なストーリーが心に残りました。
最後のページ、エリック・カール自身の直筆メッセージを読んでから、もう一度、娘が寝た後にしみじみ読み返してしまいました。
一冊の絵本なのに、壮大な世界観がズッシリ。
娘に読んでる途中、「この絵描きさん、同じ人?」と聞かれたのは、絵描きさんがだんだん年老いていくから。
星空を、絵描きが飛んでいくシーンの、なんと普遍的な美しさ。
ラストがあるからなおのこと、「まんなかはひといきにできました」というお話も、華やかな彩りと重みが増している気がします。
娘にも、私にも、それぞれ意味を持った、大切な一冊です。