まず「いつまでも寝ず、お話をつくりながら遊ぶ二人」という設定がとてもいいです。子供のころを思い出します。子供のころってすごいイマジネーションに富んでいて、こんなふうだったんですね、みんな。いくらでも掛け合いながら話が膨らんでいって・・・ステキです。この二人も、一人は臆病、一人は大胆という組み合わせて、会話が面白い。ストーリーや絵では、夢の中に入っていく数枚のページが特にいいです。窓がだんだん大きくなって星でいっぱいになって、時計の中からスーーッと夢の中に入っていく。すごいファンタジーですね。うちの子には、そこの部分に特に力を入れて、期待をあおるように読んであげています。この絵本の表紙を見せただけでとびついてくるほど好きみたいです。