渡り鳥の白鳥の生態が随所に出てきます。
コオコオという鳴き声とか、逆立ちするとか、北へ飛び立つ前にざわざわするとか…へえ、と思うことが満載でした。
何より良かったのが、少女の独白か日記というスタイルをとっているところ。
迷子になった白鳥に「ひとりでだいじょうぶかな。わたしはしんぱいになりました」。北に帰る直前「まいごのおおはくちょうもいっしょにいけるのかしら。わたしはどきどきしました」。飛び立つ瞬間「がんばれ、みんな」。
すごく女の子の気持ちが伝わってきて、良かったです。
いつか息子と家族で白鳥の帰る姿見てみたいなあ。