こいぬ、こねこ、こぶた、ひよこたちがお母さんを呼びます。こいぬは「くーん、くーん」、こねこは「みー、みー」とそれぞれ、みな呼び方が違います。じゃあ、この女の子はなんて呼ぶのかな?「おかあさーん」って呼びました。
子供たちが母親を呼ぶと、次の見開きで母親が登場。そこには親子の触れ合う姿が、写実的かつわかりやすいイラストで描かれています。こういう、子供の好きな対象物が現実のままに描かれる絵本、赤ちゃんにはとても大切だと思います。みんなお母さんが好きなんだよ、というメッセージが、自分も母親と触れ合うことで確認できること、小さな頃はこの愛情の確認が大切ですね。この作品は、そんな愛がいっぱい詰まった赤ちゃんのための絵本です。息子も娘も、最後の女の子が母親にだっこされるページが好きでした。安心するのかな。