表紙を見たら、期待させる絵。
「ウエズレーの国」「としょかんライオン」で知られるケビン・ホークスが絵を担当しているので、読んでみました。
徳間書店の本書の紹介にも、
「ユーモラスな絵と、リズムのいい言葉で贈る、ユニークな「数の絵本」。
読み聞かせが盛り上がります!」
とあり期待はますます募ります。
このテイストを面白いと受け入れるのって、お国柄?
って思ってしまいました。
「いもうとが ウサギ 1ぴき たべちゃった
ぜったい オエって なるはずなのに
ぜんぜん オエって しなかった」
という文章で始まり、だんだん数を増やしていもうとが食べていくのですが、飲み込んでいく生物の数で数を学ぶって、やはり違和感があります。
最後のオチも、何?っていう感じで、ストーリー展開の厚みが全くありません。
絵自体は、行為を除けばとても楽しめるのですが、ストーリーに難があるので、非常に残念な評価をつけざるを得ない作品でした。
読み聞かせには、オススメしません。