ろうそく一本、火をつけて、夜の道を急ぐ男の子。今日は大事な日です。
「火を貸して」と声をかけられると、キャンプファイアーをして、お魚を焼いているねこさんたちでした。次は、花火をするくまさんたち。次から次に出会う動物たちに、言われるがまま火を貸して、しばらく一緒にいる男の子。
急いでいるのに、決して断ることなく、火を貸してあげる男の子の心の優しさがなんともいえません。柔らかいろうそくの日に、温かい心が写っているのでしょうか。みんなの心が、ろうそくのように照らし出され、優しい気持ちになることができました。