字のない絵本です。
都会の真ん中。、雪に埋もれて端っこだけ見えていた赤い絵本を拾った女の子は、ページを開いてびっくり!だって、その中には、「自分がその絵本を見ている様子」が描かれた赤い絵本を見ている男の子の絵が、あったのですから!(わかります?)
女の子はたくさん風船を買って、それにつかまって飛んでいきます。南の国の海辺にいるその男の子に会うために・・。そして、二人は出会います!なんとも不思議な展開です。
女の子は空の旅の途中で、赤い絵本を落としてしまいますが、その絵本を拾った人がいました。今度は、その人が絵本の中に現れるのでしょうか?
合わせ鏡のような絵本の展開を理解するのに、普段使わない部分の脳を使ったようです。不思議な気持ちになりました。2005年度のコールデコット賞次点作だそうです。