「わんわん」と「バス」
タイトルを見て、息子が好きなものの組み合わせだ!と思って手に取りました。
子供に読む前に自分で読んでみて・・・予想もしなかった結末に言葉を失いました。
男の子ゆうくんの不思議な夢のお話のところまでは楽しく読んでいたのですが、ゆうくんとシロが乗っていたあのバスの終点が「雲の上」だったこと。他のたくさんの犬たちはお星様になったこと。衝撃の結末を知り、慌ててもう一度最初から読み返しました。
2歳の子供にはまだ意味は分かっていないようです。ただ「わんわん!」と、たくさんの犬の絵を嬉しそうに見ています。ですが読んでいる私のほうは、何度読んでも声が震えてきます。
とても悲しいけれど、これが現実なんですよね。大人は決して目をそむけてはいけない現実。その現実を近い将来、子供に伝えるべきなのか・・・今はまだ答えは見えません。