普段生活していて、障害をもつ人を目の当たりにすることはほとんどなく過ごしています。
なので、読んで気付くことはできないかもしれないけど、この本のレビューを見て、どうしてもわたしが読んでみたくなりました。
いつもの、寝る前の読み聞かせ絵本として。
でも、読み進めるうち、涙があふれて何度もつまってしまいました。
いつもならこんなときわたしの方を見て、「どうしたの?」と言ってくるはずが、このときの娘はただ静かに本に目を落としてじっと見ていました。
どう伝わったかはわかりませんが、「指がある子もいれば、ない子もいる」ということを知り、自分の手をまじまじと見てグーパーしていました。
さっちゃんのおかあさんが、さっちゃんの指がないことを「おなかのなかで、けがをしてしまった」と表現していて、子供にもわかりやすいことばだと思いました。
障害という状況を、偏見を持たずに静かに受け止める。
まだ幼いうちに、読んでおくべき本だと思いました。