とっこべとら子というキツネに人間がまんまと騙されるお話が二つ。
どちらもとら子の巧妙さが見事。人間は振り回されっぱなしです。
一つめは欲の深い男がぬか喜びをさせられるお話。
おいしい話には裏があるということを伝えているようです。
二つめはとら子を退治しようとしたものたちがやっぱりぬか喜びさせられるお話。
力で勝負しようとしても知力でかわすことができることを言っているようでした。
きつねの凄さはもちろんですが、人間がいかに騙されやすい生き物かということを見せ付けられた気がします。
最近の様々な詐欺事件とも重なります。
きつねにはともかく、人間は人間には騙されたくないものです。