自然界の素敵な写真の作品の多い今森光彦さんの写真絵本。
題名といい、表紙といい、吸い込まれるように手に取りました。
今森光彦さんがフランスのパリで見つけた不思議なお店「デロール」。
これは一体何?という今森さんと一緒に、写真が進んでいきます。
建物の中は、生き物達の剥製や標本が一杯。
カメラアングルが迫力満点で、建物の匂いや雰囲気まで伝わってくるようです。
一通り見回して、お店の人からこの「デロール」について、
今森さんと一緒に知ることになります。
なんと、1831年から続いているとのこと。
今なお教材として活用されているのも納得です。
お店に来た子ども達も目を輝かせて見入っています。
「好奇心の部屋」という言葉も素敵です。
でも、先ほどネットで調べたら、昨年火事で2階が全焼とか、復旧作業中とか。
ちょっとショックです。
だとすれば、この作品は非常に貴重なレポートになりますね。