表紙のやさしい絵にひかれてページをめくると、
いかにもやんちゃそうな、好奇心いっぱいの白くまの子どもが現われます。
小さな白くまのラルスは、ふとした事から、
今まで見たこともない緑の島に流れ着いてしまいます。
そこで、親切なカバのヒッポと出会い、初めての体験をします。
表紙から裏表紙まで、色の美しさに魅了されます。
一枚一枚の絵を見るだけでも、楽しめます。
ラルスの後ろ姿の毛並みは、
柔らかくふんわりした感じで、
思わず触ってみたくなります。
オオワシやオルカに助けられて、無事に氷の山に帰ってきたラルク
「ほんとに、しろいものはいないのかい、ひとつも?」
と、驚くお父さんの白くまに、
自分の冒険を話すラルクは、ちょっぴり得意げですね。
だって、お父さんも知らない事を、いっぱい体験したのだから・・・!