“ごきげんならいおん”シリーズの絵を担当されているデュボアザンさんの作品です。
彼の絵は饒舌で、文を読めない子にもストーリーが見えてくると思います。
とにかく楽しいお話です。
クリスマスも近いと、サンタさんに変装した人々で町が賑わう様になることに腹を立てたサンタさん。
彼らの髭を引っぺがし、正体を暴いて歩きます。
作品紹介の所でも、“ちょっと怒りっぽいサンタさん”と語られていますが、「唯一無二の存在」として、子どもたちから慕われ誇り高き彼としては、これくらい怒ってもらわなくっちゃ子どもたちも納得しないのではと思います。
この怒りマックスのサンタさんのプライドを優しく包み込み説き伏せる、サンタさんの奥さんの言葉に、子どもたちもな〜るほどと思うことでしょう。
クリスマス商戦真っ只中の12月に入ったら開いてみてはいかがでしょうか?