「あさごはんははらっぱで」
なんていい響きでしょう。
「ティファニーで朝食を」より、私にとっては魅力的です。
ぐりとぐらが作ってくれた朝ごはんを、原っぱで一緒に食べたら、
一日がきっとハッピーになりますね。
ぐりぐらサラダにぐりぐらサンド。
想像しただけでお腹が減ってきます。
今回は、そんな気持ちいい季節に、
原っぱで出会ったおかしな「てながうさぎ」とのお話です。
最初、なんて体のバランスが悪いうさぎだろうと思っていましたが、
なるほど、おまじない体操で手が長くなったんだと、
後に理解できました。
でも長い手だからこそ、枝から枝へ登って行くことができるし、
くもを集めてボートを作ることだってできちゃいます。
息子はてながうさぎが雲をギュッと集めて、ボートを作るところが、
大好き。
「わたがしみたいだね〜」と言っています。
そんなてながうさぎも、体操で普通のうさぎに戻り、
うさぎの家におじゃましたぐりとぐら、帰りは縄跳びでお帰りです。
最後のページを見て、「あ!」と思う人は多いはず。
「かご」のことはすっかり忘れていましたからね。
いろんなところに細かい絵が描かれていて、
読むたびに違う発見がある、そんな絵本です。