スイス人作家による作品。
邦訳の初版も1970年、やや長いストーリーでもあり、地味な印象ですが、
子どもたちの様子、木々や鳥たちの様子が鮮やかに活写されていますから、
子どもたちには、ぜひ、チャレンジしてほしい作品です。
スイスのカンテルドンという村の一軒の家が舞台。
そこにそびえる、ナシの木と白樺、メギの木、それぞれに住むカラス、カササギ、
そして、この家に住む少年ビリトン、少女バベティン、そして両親による
おはなしです。
木々と鳥の営巣、薪を使う暮らし、巣立ち・・・。
スイスの自然を満喫するかのようです。
じっくりと味わってほしいです。