まったくないわけではありませんが、描かれている画面の数に比べ、文はちょっと添える程度にしか書かれていないので、
1コマ1コマに描かれているウィルや傷ついた鳩の動きを目で追いながら、読み手自身が物語のセリフを想像できる楽しみがあります。
ウィルと家族が献身的に傷ついた生き物(鳩)の世話をする姿を追うことで、
読んでいるお子さんたちの心にやさしい気持ちが芽生えてくれるといいなぁと、思います。
絵は遠目は効きますが、漫画のような細かいコマ割りと文字の少なさからして、読み聞かせなどには不向きです。
仲のいい友達や親子でゆっくりページをめくるのがいいかと思います。