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おばけのゆびきり」 渡”邉恵’里’さんの声

おばけのゆびきり 作:那須 正幹
絵:はた こうしろう
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,210
発行日:2008年12月
ISBN:9784333023585
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 5
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  • 本当は寂しい、おばけの真実

    【あらすじ】
    森に棲む子どものお化けは、ある日、年よりお化けが、そろそろ寿命で死んでしまうことを知ります。一人ぼっちになる事を悲しんだお化けは、友達を作ろうとしますが、森の動物たちは怖がってしまい、うまくいきません。
    そんな中、森のはずれに住むおばあさんと仲良くなります。耳と目が不自由なおばあさんのために、お化けは薬を作りなおしてあげました。若返ったおばあさんは、お化けを見るや否や拒否します。ガッカリしたお化けに、ねずみが助け舟を出しますが…

    【感想】
    おばけは、「もともと、数の少ない動物」という事実にびっくり!
    おばけが両親もいないのに生まれるしくみやお化けの寿命などを、私も年よりお化けから教えてもらって、勉強になってしまいました。
    水木しげる氏のお化けの印象が強いので、どうしてもお化け=怖い、悪さをする、わけがわからない…と思っていたので、こんなに可愛くて、純真なお化けがいると感動しますね。

    この話は、最後の場面で終わるのではなく、更に続きがありそうな感じがします。
    ねずみは元・おばあさんをちゃんと説得できたのか?そもそもネズミが出て行ったら、「キャー!ねずみ〜!」と怖がられて話し合いどころではない状況になるのか?
    更に先を読みたくなる物語は、本を閉じても楽しいものです。勝手にあれこれ話を作っております。

    「おばけは、生まれたときも ひとり、死ぬときも ひとりじゃ」
    年よりお化けのセリフですが、こんなカッコいいセリフを言うのに、着ぐるみを着たコントの人みたいな見た目がシュール。生まれても死んでも、どこか喜劇的。

    投稿日:2017/03/15

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