大好きな「あおい玉 あかい玉 しろい玉」のおふたりの作品
以前にも読んでいましたが
再度気になり
じっくり読んでみました
山陰地方のおはなしです
まずは
生活感がある身近な神様が
なんとも素敵なんです
へぇ〜、お産の時に神様がいらして
人生を決めてくれるのですか!?
長者さんはきっと信仰心ある人だったのでしょうし
この地方の方は、それがあたりまえだったのでしょう
が
人生思うようにはいかないもの
息子は、食べ物を粗末にするあんぽんたん
と、きたもんだ(笑
そばもちを蹴ったりしなければ
運命も変わっていたかもしれないのに・・・
と、思って読み進めましたが
いやいや、この息子は、根っからの
あんぽんたん なんだ・・・と思わされます
それに気付いて
さっさとチョンチョ(この地方の『蛾』)についていって
そばの神様の言葉を理解した
お嫁さんの判断はすごいです
賢いのでしょうね
「無心」「無欲」の炭焼きのだんなさんもこれまたすごいです
と、いっぱい感心することだらけのお話
読み応えがあり
いろいろ感じることあり
その土地の民話、昔話のすばらさ
太田氏の絵の素晴らしさ
解説にも、とても勉強になりました
幼い頃に読んでもOK
小学生高学年時期に
再度読み聞かせでも、いいかと思います
お薦めです!!