フェルダは、チェコで大人気のキャラクターだそうです。
何でも屋のありなんです。
虫の世界には、その世界のルールが当然のようにあります。
フェルダはてんとう虫の女性を好きになりますが、
そのおかげで逮捕されたり裁判にかけられたりと大変な目にあいます。
不思議なのはこの虫たちの関係です。
てんとう虫の女性は恋愛対象になり、
この女性にプレゼントする馬車をひかせるために、
バッタはつかまえられ、つなをつけられてしまうのです。
でもバッタとフェルダもなかよしなんです。
いったい虫たちの間は、どういう関係になっているのか、
とても気になりました。
そんな難しいことは考えずに、
フェルダの前向きでめげない姿と
鮮やかに描かれた虫の世界を楽しんだ方が良いですね。
登場するのは虫ばかりです。
虫好きの男の子には(もしかしたら女の子もいるかもしれませんね)
たまらない作品になるかもしれません。
絵本のようにも見えますが、
自分で読むなら小学校中学年以上からだと思います。
幼児に読んであげると、とても喜びそうな気がします。