降矢ななさんの絵が とても深い静かに読みたい絵本です。
おじいちゃんと孫娘が渚を散歩しながらお話をします。
「むかし、むかし、大むかし、じいちゃんがまだばあちゃんだったころに、きいた話だよ。」
いつもと違う始まりなので 娘は へ?って目を丸くしていました。
入り江で女の子が拾った小枝。
小枝。
渡り鳥と小枝の関係。
小枝はいのちをあらわしている。
ちょっと 小学校3年生の娘には 何となく難しかったかもしれません。
現実と お話と 別々な方向からやってきて、でもきっと娘の頭の中で一つになっているようでした。
静かな静かな絵本です。
きれいで深い色合いの絵本。
静かで静かにききたいお話。
結構にぎやかなことが好きな娘なのですが 静かに何度も私が一緒に読んだあとも自分で読んでいました。
「なんか 心がギュッとするよ。」
しばらくずっと読んでいたあとに ふと娘が呟いた言葉です。
いのち の絵本・・みたいなことをきっと感じているのかもしれません。
大切に大切に読んでいる娘に なんだか 成長みたいなものを感じた母でした。