静かで太い、良いお話。
降矢ななさんに惹かれて読みましたが、空の高さ広さを感じる壮大さがあり、羽ばたきや潮の香り、風の冷たさを感じる絵でした。3Dだった。
好きでいろんな本を読んでいるけど、行間を絵にする、本当に素晴らしい画家さんです。ぜひ原画を見たい。
この逸話、聞いたことある……。どこでだろう。
すごく切なくて厳しくて、人間、というより私ってば、しんどいことがあるとすぐへこたれるけど、私にも命の棒があるのではないか。考えさせられました。
私、ちゃんと命の棒をくわえて世を渡っているよね。
静かに何度も反芻したい絵本です。
娘には全然ウケなかったけど、こういう本がひそかに本棚に立っていてもいいんじゃない。ある時いきなり気がついて、心に食っちゃうのもいいんじゃない。
そういうお話でした。
切るような冷たい風の季節に、読み聞かせたいですね。
海辺のお店にさりげなく置いてあると、ステキかもーー。