1800年代のアメリカでは 400万人もの奴隷がいたのです
この中の一人ヘンリー・ブラウンは27時間のあいだ 木箱の中で見つからないことを祈っていた 苦悩の時間、考えただけでもつらい時間だったでしょう!
ヘンリー・ブラウンは、自分が何歳か知らない。 ヘンリーは奴隷だ。奴隷には誕生日なでない。
はじめの言葉に 人間として生まれながら 人間でない家畜のように、扱われ売られていた悲しさ 悔しさが表されています。
ヘンリーは、木々のはるか上を飛ぶ鳥を見つめて思った。
「あの鳥は自由だ! しあわせな鳥!」
ヘンリーを自由になりたいという強い思いにさせたのです!
しかし そう簡単なものではないことはもちろん 妻や子供たちとの辛い別れは どれほどの苦しさだったでしょう!!
悲しみに泣き崩れる ヘンリーの後ろ姿に 涙があふれます
そして 木の枝から広い空へと飛び立つ小鳥の声に 自由になりたい気持ちをかきたてられたのです!
もちろん 協力者が支えてくれたのです。(友達のジェイムス・奴隷制に反対のスミス先生たち)
箱の中での苦悩の時間が 痛いほど伝わります!
そして、ついに 1849年 3月30日 ヘンリーは自由になりこの日がヘンリーの 誕生日となったのです。
ヘンリー・ボックス・ブラウン その名前で
この後 彼は 愛する妻や 子供に会うことができたのでしょうか?
悲しいですが・・・・・ 出会えなかったかも・・・・ ヘンリーは 自由を得た後どう生きたか、そんな 余韻を残しながら・・・・
カーディール・ネルソン氏の絵はすばらしいと思いました
奴隷制度はなくなりましたが 今もなお 人種差別や 自由に生きられない人がいることも 私たちは心にとめておかなければなりません
そして 人間が生まれて幸せに生きる権利を 本当にみんなが求め続けなければならないと思いました!
このお話は 大人だけでなく、子供たちにも しっかり 伝えていかなければと思います。(分かる年齢の子供に)
大人の役目ですね!