年長の息子と年中の娘は、最近、おばけや妖怪に凝っています。そもそも「ゲゲゲの鬼太郎」のテレビを見たのがきっかけです。「おばけっているの?」と聞かれると返答に困りますが、この絵本を見ると「昔はいたんだよ」という答えになるから不思議です。山にも海にも家の中にも、動物や道具や食べ物の妖怪がたくさん!だから、自分の身の回りのものは何でも大切にしないといけないよ、と子供に教えることができます。妖怪のほか、幽霊の紹介もあるのが親切。でも、口さけ女などの現代のおばけ、こっくりさん、おまじないについてはあんまり説得力がないですね。昔のおばけのほうが、ずっと実在感があります。