アフリカの村に住む少年ヤクーバと、傷ついたライオンのお話です。
本当の勇気とは何かを問いかける、大変考えさせられる内容です。
とても迫力のある絵で、ライオンとのやりとりに緊張感が高まります。
傷ついたライオンを倒して戦士として認めてもらうか、
倒さず命を助け村の仲間はずれにされるか。
ヤクーバは一晩考え、決断をします。
仲間はずれにされても決して言い訳もせず、黙々と牛の世話をするヤクーバに尊さを感じます。
本当に大切なものはちっぽけな名誉よりも、ひとつひとつの命。
誰もがそれに気付いたとき、この世はもっと平和になるのではないか。
そんなことを思いました。