人に飼われて、網の部屋の中。
美味しいニンジンに美味しいお水がタップリある綺麗なお部屋。
そんな場所から外の世界へ飛び出すウサギのましろ。
動物達が狭い部屋の中で暮らすより、自然の中で暮らした方が幸せなんだという事を、子供達に教えるには良い絵本だと思います。
その反面、この物語を聞かせて本当によいのだろうかという疑問もあります。
子供の中に、「お外に逃がしてあげたい。」という気持ちが強まるのではないでしょうか?
ましろが逃げた場所は、自然が沢山ある森の中。
でも、今、そんな場所がどこにでもある訳ではないということが残念ですね。