3歳8ヶ月の息子に読んでやりました。宅配便で不思議な小包が届くお話です。中には缶詰が入っていて、「春がきたら開けてください」とだけ。みんな何が入っているのか色々と想像し、夢を膨らませますが、実はお母さんが頼んだものでした。結婚記念に植えたバラの木に毎年虫がついて花が咲かなくなってしまうので、その虫を食べてくれるてんとう虫を冬眠中のうちに届けるというもの。春になったら缶を開けて、てんとう虫にバラを守ってもらうというものだったのです。
なんだかとてもステキな話だなーと大人心では思いましたね。ましてや結婚記念に植えたバラの木への思いですからね。息子にはその気持ちは理解できないと思いましたが、缶詰に何が入っているのかと想像するわくわく感や人によっていろんな春の基準があるんだ、というのはすでに色々と感じるものがあったのでわかってくれたみたいです。
難しいことはさておき、春を楽しみに待つ方法が詰まった本、とでもいいましょうか。