小学校での読み聞かせ会に持参しました。
対象は低学年。一年生ばかり、5.6人来てくれました。
3月の今年度最後の読み聞かせ会で読みました。
読む予定の2冊を見せて「どっちから読む?」と聞いたら
「こっち!」という声が多かったので、一冊目に読みました。
やはり絵がかわいらしくて、目を引くようです。
懸賞が当たった!中身は何だろう?
というワクワク感がずっと続くので、
長い割には一年生でも最後まで飽きずに聞けました。
途中『この前、節分の豆まきをしたばかりだ』の部分で
「ということは、このときはまだ2月やで」と説明、
『エメラルド色のアリマキっていうやつは…』ということろで
「アリマキって知ってる?」と聞くとみんな首をふったので
「アブラムシって知ってる?ちっちゃい緑の虫」というと
一様にみんながうなずきました。そこでちょっと離れたところで
聞いていたらしい物知りの二年生が
「テントウムシはアブラムシを食べるから、
バラにネットを張ってその中にテントウムシを入れて
アブラムシを退治するんやで」と…!!
ネタばれや…と内心苦笑しつつ読み進め…。
でも、まぁ、彼のおかげで、すんなりと
バラ←アリマキ←テントウ虫の関係が頭に入ったのかもしれません。
「なんでてんとう虫なん?」なんて質問はなかったので…。
こんな思わぬヘルプがあるところが、
大勢の前での読み聞かせのいいところであり、楽しいところです。
最後に『おてんとうさま』の言葉が出てきたところで
「おてんとうさまってお日さまのことです」と説明しました。
恥ずかしながら『おてんとうさまをめざしてとんでいくから、
テントウ虫っていうんだ』なんて、この年になるまで
知らなかったので(汗)勉強になりました。
所要時間は約5分半ですが、
低学年では、ちょいちょい説明をはさまねばならないので
6.7分かかるかもしれません。
ひょっとしたら、中学年以上向きなのかも?
とっても春らしいうきうきした気分になれるお話です。