読み聞かせについて強い興味とこだわりを持ったイギリスの元教師の
方が、数々の民話から自由に再編成されたものだそうです。
内容は、知恵比べなど、ユーモアやウィットに富んだものばかりで
す。未就学児には、お母さんなど家族の方が解説をしてあげると、より
楽しめると思います。
原案となった民話の国等の紹介共に、収録されている八つのお話のタ
イトルを紹介します。
じょうずなワニのかぞえかた(インドネシア・日本)
とうさんぐまといたずらこぐま(ロシア)
空をとんだかめの話(イソップ寓話)
かしこいうさぎばあちゃんの話(インド・アフリカ)
大きくなりたいしましまねこ(アメリカ)
コヨーテがはい色になったわけ(北米インデイアン)
空がおちてきた!(イギリス・インド)
かあさんうさぎのつなひき(アフリカ)
一話につき、3・4見開き程度の長さです。
小学低学年までの漢字が用いられており、ルビもふってありますの
で、一人読みにも良いかと思います。ちょっとお姉ちゃん・お兄ちゃん
のための絵本ですね。
また、イギリスで出版されたもので(日本語版は三年後)、絵本の編
集(画面割等)も、とても新鮮で目新しい感があります。
我が家では、遊びに来た息子の友達が読んでいたそうです。
息子は結論を教えたくて教えたくて、でも我慢したそうです。