寒い冬が狐の親子の住んでいる森にもやってきました。余りの寒さに子狐の手は冷たくなり、霜焼けを心配した母さん狐は、毛糸の手ぶくろを買ってやろうと思いました。しかし人間が怖い母さん狐は、町へと足を進められません。そこで坊やの片方の手を人間の子どもの手にし、坊やだけで買い物に行かせることにしました。ところがお店についた子狐は、間違って狐の方の手を差し出してしまい…。
これか、ごん狐のどちらにするか迷い、こちらを買いました。冬の寒さと、母さん狐の優しさが、優しい柔らかい絵で、しんしんと伝わってくる素晴らしい絵本です。とても良いお話なのに、泣きたくなるのは何故でしょう。しかし娘には、夏に読んだせいか、いまいち伝わらなかったようです。寒くなったら、また読んであげたいと思います。