子狐が手ぶくろを買いに人間のお店に行きます。お母さんに人間の手にしてもらったのに、間違って狐の手を出してしまうのですが、白銅貨を持っていたので手ぶくろを売ってもらえました。
やさしいお店の人でよかったなと思ったのですが、もし木の葉だったらやはり売ってもらえなかったのかな?とひやひや。
帰りに人間のお母さんの優しい子守唄の場面では「私もこどもの寝かしつけは優しくしてあげなきゃ」と思いました。
物語もさることながら、白銅貨、電燈などレトロな言葉と、情感あふれる美しい日本語に心を癒されました。特に最初の雪の描写は美しいです。