のばらの村に棲むねずみ一族の春夏秋冬を、美しい絵とやさしい語り口調で綴ります。
春はケーキ作り、夏は恋の季節、秋は森で木の実拾い、冬は氷の宮殿で舞踏会。英国湖水地方の美しい四季の中で、働き者のねずみたちは今も暮らしているのです。
イギリスではピーターラビットをも凌ぐと言われている有名な絵本。
シリーズは全8冊ありますがどれも絶版で、入手しやいのは全8話が1つにまとめられたこの愛蔵版。
なぁんたって絵が美しいのね。それとネズミ達の家や仕事場を1つ1つ断面図にして描いてあるのだけど、細部にまで楽しい仕掛けいっぱいで、まるで絵のドールハウスを見ているよう。ついついじっくり見入ってしまいます。
ロイヤルドルトンのティーセットにこのブランブリーヘッジシリーズがあるのはあまりにも有名。
子供にぜひ見せたい美しく創造に満ちた自然の世界です。メルヘンタッチなものが好きなお子様なら夢中になるのではないでしょうか。私が子供の頃に出会っていたかった。
プレゼントなど、大人にもウケそう。というか、日本では大人向け絵本の色合いも濃いようです。
ちなみに臨月でちょっと試しに、と思って音読したら、ドカドカ蹴られてびっくりした思い出深い本でもあります。何度読んでもドカドカ。
胎教もいいかもしれない、臨月で初めて思いました。