有名な『三びきのこぶた』のパロディ絵本です。
内容は、2匹のコブタを食べたオオカミの視点で、この三びきのこぶたのお話を回想していくと言うもの。
オオカミは実は、コブタを食べるために藁の家を、木の枝の家を吹き飛ばしたのではないのです!
二匹のコブタは間違いなくオオカミが食べたけど、でもそれはくしゃみと砂糖が原因だったのです!!
このオオカミの言い分を、信じるか信じないかはアナタ次第。
オオカミの言い分、とてもよく理解できます。
どちらの言っていることが真実なのかは分かりません。
でも、一方の言い分だけで物事を判断するのはあまりにも危険。
これを読んでどちらの側につくかはその人次第。
そういった意味で、この絵本はとても意義があると思うのです。
物事を別の視点から捉え、自分の意見を持つということはとても大事なことなので、そういった意味でも読み聞かせたいと思います。
息子はレンガの家から怖い顔をしてオオカミを見るぶたの顔が気に入ったらしく、よくマネをしています。
イラストがユニ−クで、一人でぺらぺらめくってました。