ニコラスと仲間たちは赤くて甘い野イチゴが好きでしたが、薄桃色の野イチゴしか食べられませんでした。
赤くて甘い野イチゴは、鳥たちに食べられてしまうからです。
そのためニコラスたちは、鳥を敵だと思っていました。
みんなで鳥の悪口を言った後、ニコラスは野イチゴを探しに出かけました。
そうしたら、運悪く1羽の鳥に捕まってしまいました。
この絵本は、勝手な憶測や想像で誰かを悪者にしてはいけないと言っているのだと思います。
絵本の最後に、レイモンドおじさんが言います。
「1わの わるいとりだけで、 ぜんぶの とりを わるいと きめつけちゃ いけない」
簡単に決めつけてしまう人間の私たちも、心に刻み付けておかなければいけない言葉だと思いました。