はらっぱで大きくなったらどんなことしたいか話合う動物達、彼らのすくすく体操も紹介されていて、一見なごみ系癒し系のほのぼの絵本です。
でも、ぼくがおおきくなるころ、「ひろいはらっぱ あるのかな」、「おおきなき たくさんあるのかな」、「しずかなもりって あるのなか」と心配する動物達。ううーーん、あるのかしら?この日本からはどんどん消えていっている気がする。と本気で心配せざるをえない現実に考えさせられます。
そして、大きくなったぼくにしかできないことを考えるぼく。だれかほかの人ができることではなくて、ぼくにしかできないことってなんだろう。それは、ぼくたちをまもること。
じっくり、ゆっくり、おおきくなってね。ぼくたちをまもれるだけの力をつけながら、と声援をおくりたくなります。けして、はやくなくてもいいから。今でもできることがあるんですもの、そう、おおきくなったらなにになろうと一緒に考えていたすぐそばにいる犬に家や餌を与えて一緒に暮らしてあげること。