私が小さい頃に読んだ『小さなスプーンおばさん』という連作短編集の一編が絵本になりました。
ナビでこの絵本の存在を知ったのですが、お話はそのままで、色のついた絵がたくさん載っているので、とても楽しくて嬉しい絵本になっています。
この本の面白いところは、突然スプーンくらいの大きさになってしまったのに、まったくおばさんが動じず、着々と仕事を片付けていくところ。
その度胸と知恵に脱帽です。
あんまりおばさんが堂々としているので、突然小さくなることなんて、なんでもないことのように思えてしまいます。
お天気まで見事に操ってしまうおばさんは、淡々としているのにかなりのクセモノ。
やっぱり若者でもおじさんでもなく、おばさんということろがミソかもしれません。
だって、“おばさん”は、世の中で一番たくましいんですものね!
大きめの本ですし、お話がしっかりしているので、読み聞かせにも合いますよ!