息子が幼稚園児の時から読んでいましたが、本当に主人公の気持ちがわかるようになったのは小学生になってからでした。
幼稚園児くらまでは、乗り物の絵本はわりとあるのですが
電車マニアのような子が楽しめる、
きちんと電車のことが書かれた絵本は年齢があがるにつれてなくなっていきます。
子供だましのような絵本だと、電車マニアな子はすぐに見抜いてしまうんです。
しかし、横溝英一さんの絵本はいつも子ども達の期待に応えてくれます。
この絵本はただ電車に詳しいだけの絵本ではありません。
電車マニアな少年達が電車を乗り継いで移動することにたいする楽しみと不安の両方の心理を丁寧に描いているところが素晴らしいです。。
周囲の友達が電車から離れて戦隊系に行ってしまう中
こうした絵本があると電車好きな仲間がいる感じで心強いです。
小学生になると、この絵本のよさがもっとよくわかるので
息子に読むだけでなく、小学生になっても電車好きな子とかに紹介してあげたいなぁと思いました。