この世界から木がなくなってしまったら、動物たちも棲息していないのかも知れません。
モノクロームのスケッチのような絵の中で、物語が膨らんでいきます。
オリーブという女の子が、訪れた博物館で、「さいごの木」と題された絵の中に入っていきました。
そして木々が生きていた頃の自然を体感するのです。
当たり前のように木々が群生していた時代は、決して現在ではありません。
木々が失われていく過渡期の中に自分たちがいるのだと、改めて実感させられました。
オリーブが持ち帰ったタネは貴重です。
そこまでに至らないうちに、自分たちもできることを考えたいと思います。